個人的には、裁判で戦うことのリスクは相当高いと思っています。
高いお金を弁護士に支払っても思うような結果にはならないどころか、ボロボロになっていく人が少なくないからです。それだけのパワーやお金を子供達の未来ために使った方がいいのかもしれません。
しかし、裁判をするしかないという人もたくさんいらっしゃいます。連れ去り妻(夫)から裁判を申し出られて対応しなきゃいけなくなる時もあります。
裁判(審判や調停)の前に抑えておきたいことは何かを考えてみたいと思います。(個人的な憶測や偏見も混じっていますが)
そもそも弁護士とは
そもそも人の紛争で儲ける商売です。原告にも被告にも弁護士がついています。受任した人の利益を考える商売なので、[弁護士=正義]ではありません。法律もザル法が多く解釈次第でなんとでもなる法律が多いため、有利なことだけ考えて悪いことは隠しながら進んでいきます。特に家事裁判では[嘘]の付き合いになることも多く、たとえ弁護士が嘘をついても罰せられることはありません。法廷での発言に名誉毀損にもなりません。依頼者の代弁で弁護士が話しているだけなのですから。
そして、紛争が大きくなればなるほど弁護士には報酬が入ります。
極端な話ですが、でっち上げDVで妻が300万の慰謝料請求をして、セックスレスで夫が300万の慰謝料を請求したらどうなるでしょうか?
まずは着手金が請求額の10%くらい入りますね。
双方弁護士が尽力を尽くして、慰謝料支払いを回避できたら、弁護士の成功報酬が10%以上の金額が入るでしょう。慰謝料請求の金額が大きくなればさらに着手金と成功報酬が増えますね。相手方弁護士と自分の弁護士が阿吽の呼吸で動いていたらと考えたらぞっとします。
連れ去りの監護権指定や婚姻費用調停は、ほぼ相手方弁護士が勝つだろうから、負けるとわかってるでっち上げDVによる慰謝料請求を妻から起こして、連れ去られた側弁護士への「お土産」としてるのかもしれません。
連れ去られた側につく弁護士は非常に少ないのが現実です。勝てないし儲からないからです。そのための救済処置のような気がしてなりません。
弁護士がついて裁判になったら、思っているよりも[紛争が大きくなる]ことは覚悟してください。
弁護士を選ぶ前に気をつけたいこと。
- 広告やWEB、電話帳広告は信用できない。嘘の情報や商売的なことに誘導する内容を吟味して。
- 経歴自慢は信用できない。所属団体や肩書きは何の意味もありません。
- 何でも扱ってるところは信用できない。得意分野がないことが多い。
- 人の紹介も疑ってかかれ。ただし、信頼できる人からの紹介は親身になってくれることが多い。
- 弁護士の考え方やこれまでの弁護実績を知る。
- 費用は明確に示されるか。
- 安易に勝てるなどと言わず、正直に話してくれるか。
- とにかく沢山の弁護士と話し、この人なら自分のために戦ってくれそうだ!と思うフィーリングが大事。
連れ去り問題は、多分に弁護士が関わっています。児童虐待防止法やDV防止法の制定にも弁護士会が関わっています。ややもすれば、連れ去り離婚推進の弁護士に依頼してしまうことになってしまうかも。
連れ去り問題には、社会共産主義の[家族解体]思考が強く絡んでいると思われます。家族の絆を解体して社会が子供を育てるという考え方です。その思想を持った人たちはいろんなところに入り込んで活動しています。
弁護士と一言で括ってもいろいろな思想を持った人が集まっています。
弁護士会にも派閥のようなものがあります。
左巻きの人たちの圧力団体的組織が日本労働弁護団、自由法曹団、青年法律家協会、日本民主法律家協会。
自由法曹団は共産党シンパが圧倒的というかそのもの。日本民主法律家協会は左翼系の大学教授が多い。
東京は弁護士会が三つもあります。東京弁護士会と第一東京弁護士会、第二東京弁護士会です。
第二東京弁護士会が新左翼系が多いというか,変わり者が多いとか、第一東京弁護士会が保守的でヤメ判・ヤメ検が多く、東京弁護士会が共産党・社民党系が多いなどと言われてましたが、そんなに簡単ではなくもっと複雑です。
東京弁護士会が一番大きくて、派閥が15くらいあります。
大別すると法友会と法曹親和会があります。
法友会は13の派閥~易水会、二六会、法曹縦横会、維新会、公正会、至誠会、革新法曹会、春秋会、法曹緑会、達成会、法曹同志会、法友全期会。
法曹親和会は4つの派閥~東京法曹会、二一会、大同会、親和全期会、期成会、水曜会があります。
第一東京弁護士会は新緑会、青風会、第一倶楽部、全期会、第二東京弁護士会が五月会、日比谷倶楽部、全友会、清友会、新風会、紫水会、向陽会。
大阪弁護士会は一水会、友新会、法曹公正会、春秋会、五月会、法曹同志会、法友倶楽部、愛知県弁護士会は清流会、鳥合会、法曹維新会、公正倶楽部、無名会
あとは県単位弁護士会ごとに群雄割拠。
わけわかりませんね。
なので、じっくりと弁護士さんと話してこれまでの受任した事件のことや考え方を聞いて決めていくしかないのです。
以前、都知事選挙に元日弁連会長の宇都宮健児さんが立候補した時には、共産党や社会党の支持をもらってましたね。
まともな弁護士は依頼者の法律問題解決に忙しく、政治的見解表明どころではありません。
日本は民主主義国家の衣をかぶりながら、中身は選挙で選ばれることのないテクノクラートやキャリアが牛耳る社会主義国家なのです。
そういう前提を理解しつつ、自分で判断して決めていくしかないのです。
弁護士のタイプ
- 悪徳弁護士
お金のために違法なことまでする。
依頼者が騙されることも。
- 正義の弁護士
とことん戦うことが多く、自分の正義に合わない依頼は受け付けない。
相手を懲らしめることを正義とし、融和的な交渉には向かない。
- 薄利多売の弁護士
多くの事件を手がけるため、深く切羽詰まった事件には向きません。が、民事や家事には比較的有効です。
- サラリーマン弁護士
淡々とやることをやって、淡々と報酬を受け取ります。これだけの時間で、こんなに請求されるの?と思うこともあります。
- 相場重視型弁護士
比較的バランスが取れていてくせがなく、最も多いタイプです。
- ブランド弁護士
自分自身をブランド化して、相場よりも高い金額を要求されます。、普通の弁護士とも金銭感覚が違います。
費用の目安
連れ去り問題で裁判になり、弁護士に依頼すれば100万円〜200万円はかかります。最初の相談は5000円〜1万円ですから、複数の弁護士事務所に通い、自分に最も適した人が見つかるまで諦めないことが大事です。
もちろん、弁護士をつけずに裁判(審判や調停)に望むことも可能です。その場合は10万円程度で済むでしょう。
ただし、いろいろと不利になる局面があるのは否めません。それでも多くの人が弁護士をつけずに戦っています。
裁判をする、しない、
弁護士をつける、つけない、
妻(夫)と戦う、戦わない、
全ては自分自身で決めることです。
人は解決してくれません。
自分自身と我が子の
問題なのですから。
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